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ここから『銀河史』は、下巻のダイジェストを紹介することになります。
上巻のダイジェストはこちらから参照ください。
下巻には親切なことに、本を開いてすぐ「下巻あらすじ」というタイトルが付いた「おまとめ」文章がありました。これをさらに要約すると以下のような話なのです。
戦国時代の終結
天の川銀河で一世を風靡したプレアデス星団(プレ星団)、つまり軍団、が慢心したことを嫌ったセザナ神というご当地創造主が、アリニラム星団に即席軍団であるヒューマノイド軍団を作り、創造主の直接指導による技術力を盾にプレアデスを滅ぼしたのが『銀河史』上巻の結末
実はこのアリニラム星団(ア星団)こそが、かくいう「レプテリアン」であり、創造主の指示で地球を含むメシアA球銀河の統率を試みたが、ア星団はプレ星団のような貴族系の奥深い人言的文化を持たないヒューマノイド系軍団だったので、地球を含む銀河のどこにおいても人民育成がうまく出来ない「ダメ指導者集団」だった。
さらに、もう一つ高次元の神々の世界(とはいっても担当創造主の守備範囲)の運営もうまく行かず、セザナ神のパワハラ政策で神々が萎縮して人間の育成・発展どころではなくなった。
そもそも、上位の創造主から落第生扱いとなっていた担当創造主であるセザナ神です。プレ星団を制圧したア星団が人間育成でうまく働かず、高次元界の神々もうまく働かないという出口のない状態を抱え、ついに「ちゃぶ台返し」ともいえる暴挙に出ます。
それが今から2万年前の人類粛清です。『銀河史』の著者(後述)によれば、このセザナ神(担当創造主)から見れば、地球を含む銀河系の星々の人類は双六ゲームの駒のようなもので、ゲーム全体が面白くなければ、簡単にご破産にしてしまうというのです。
これが本当の史実なら、呆れたものです。これでは、我々地球人も「人類」であることに、誇りも持てないし、天の神々や創造主を尊敬することも出来ません。
それでも、読み進めれば、この粛清劇で、天の川銀河人類381種族のうち、「非文明国」であった21種族が生き延びています。そして、この中に地球人類が含まれていたそうです。
セザナ神への審判
数十万年の年月をかけた天の川銀貨の文明である主要な星団の人類と神々を抹殺してしまったパワハラ創造主のセザナ神は、上位世界の創造主集団から「審判」を受けたそうです。
その審判とは、日本の戦国時代にあった『お家取り潰し』のようなもので、天の川銀河はそのすべてを強制終了させられ、銀河は「ふりだし」であるビッグバンからの「やり直し」を命じられたとのこと。
そのビッグバンの際に、担当創造主のセザナ神は「強制退職」させられるため、セザナ神は最後のミッションとして、次の担当創造主を決定せよという天命が降りたというのです。
上には上がいるわけで、これまで創造主という名称だけにリスペクトがあったセザナ神も、何のことはない、天の川銀河の首長だったというわけです。
何とも情けない歴史ですが、そうはいってもスケールが遠大であり、しかも、その中のごくごく小さな存在である地球が何故か「聖地」として大事にされてきたことから、読者である我々としては、「とにかく、それからどうなったの?」という気持ちを持たされます。
「下巻のあらすじ」という文章はここで終わってしまうのです。
私としては、またしても「???」です。
つまり、大粛清があった今から2万年前までのことは、「あらすじ」で見えましたが、その後の2万年はまだ見えないままの『銀河史』。
仕方ありませんので読み続けます。
地球の古代文明史
2万年前の大粛清とセザナ神の失脚までの数十万年の間に、我々の惑星地球では何が起きていたのか?
下巻の前半には、この地球に起きていたという驚くべき新事実(本当の話であると仮定しています)が記録されています。要約します。
48万年前:プレアデス星団は担当創造主から「聖地守護隊」という名誉ある称号を与えられ、「聖地」地球の南北アメリカ大陸の開拓と、南米の「神々訓練所」と、聖地の中の聖地である「龍神島(現在の日本)」の整備工事を任命される。
尚、当時の地球の全域に生息していた原始人はなんと7億人だったが、社会組織に不向きな人間が抹殺され、2億人に減少したという史実。
46万年前:プレ軍団の本拠地アルデバランから霊魂体5万人が選抜されて地球に移送され、聖地「地球」の太陽神・地球神の候補となる。彼らは南米に巡礼して神々として成仏した。
36万年前:創造主の命で「聖地守護隊」が現在のウクライナの中央平原一体で言語教育を開始。
36万年前:現在の中国とロシアの間に生息していた「信仰深く素直な」原始人30万人を徒歩で北アメリカに移動させ「死者の里」と称する地域の番人として育成。その一部はさらに南下して南米に定住。プレアデスの壮大な神殿や石像の管理をする墓守民族となる。
33万年前:現在のルーマニア、モルドバ、ウクライナ、南ロシアを含む広大な領域を特殊な電磁柵で隔離した「プレアデス言語居留区」を創設
25万年前:別途、銀河連合が「イーオリア居留区」を創設(現在のトルコ・イラク・シリア・レバノン)、さらに「フヨイゲ居留区」を創設(現在のベラルーシと北欧)解放後はハンガリー王国やロシアのサンクトペテルブルグの発端となった
- 17万年前:「プレアデス言語居留区」から解放された地球人がインダス側沿いに定住(ドウィダ族=インダス文明)彼らは後にインドに流入してタミール国家を建設。
- 15万年前:同居留区からバルカン半島に移住してギリシャ文明に発展
- 13万年前:同居留区から現在のイタリアのローマに至り、古代ローマの都市に発展
- 13万年前:同居留区から現在のインドのパンジャブ地方に移動。アーリア人の祖先から歴代のインド王朝へ
- 10万年前:同居留区から現在のイランに移動して、ペルシャ文明に発展
一方、13万年前:「イーオリア居留区」からでたフェキニア人が現在のイスラエルとパレスチナに定住(ヘブライ人を追放)ヘブライ人の一派はエジプトまで移動してナイル川中流に止まって「ユダヤ民族」の祖先となる
10万年前:「イーオリア居留区」からでたシュメール人がメソポタミア文明に寄与
14万年前:現在の中国に言語居留区を創設
13万年前:現在のモンゴル・カザフスタンに言語居留区を創設
12万年前:現在のエジブトに言語居留区を創設
なお、言語居留区では言語以外にも、農業、治水、土木、建築、精錬、暦学、薬草術が肉体を持つ異星人から地球の原始人に伝えられている。これらの居留区は4万年前まで稼働していた。
4万年前 : オリオンのペテルギウス族がエジプト居留区の管理者(アリニラム軍から交代)となり、ピラミッドを建設指導。
2万年前:件の大粛清のために、地球に定住していた異星人が退去して撤退。残された居留区は閉鎖されて地球人だけが残された。旧「フヨイゲ居留区」も閉鎖され、ここにいた言語民族がフランス・スペイン・ドイツ・イギリス・スウェーデンあたりの原始人と融合してヨーロッパに発展した経緯があるそうです。
今回は、天の川銀河の大粛清や、地球の古代文明と異星人の情報で、圧倒されて疲れました。
次回から、本格的に下巻のコンテンツを紹介します。
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