前節までのお話をご覧になっていない方は、こちらからどうぞ。
前回の投稿で「羅針盤」の話をしたところ、もしかすると「行き当たりばったりで無計画な学習」という印象を与えてしまったかもしれません。しかし、よく考えてみれば、この羅針盤方式は決して無計画なものではありません。指し示される方向は、あらかじめ絞り込まれた範囲内にあるのです。今回はその点を少し補足させてください。
決して「適当」ではない
羅針盤は、好き勝手な方向を示すわけではありません。目標はあくまで「通訳案内士試験の突破」であり、それ以外の何物でもないのです。洋上の航海に例えるならば、目的の港はすでに決まっており、羅針盤はその港に到達するための最適な進路を、その時々の風向きや潮の流れ(私の興味の移ろい)に合わせて指し示しているに過ぎません。
今日は歴史、明日は地理、ある時は白地図への書き込みに没頭し、またある時は寺社の歴史を総括する。私は心の赴くままに日本の知識を楽しみながら吸収していますが、それは決して無秩序な迷走ではないです。
羅針盤が的確に目標を捉えている証拠を、もう一つ挙げましょう。
通訳案内士試験はマークシート方式であり、単語を「筆記」する試験ではありません。したがって、難しい漢字を完璧に書けるように練習する必要はないのです。
例えば、地理では日本三大奇勝の一つである「寒霞渓(かんかけい)」や「耶馬渓(やばけい)」という地名を覚え、それが香川県の小豆島や大分県の中津市にあることを理解する必要がありますが、その漢字を白紙に書けるようになるまでの訓練は行いません。「読めて、意味がわかる」こと。それが受験準備における正解だからです。漢字の書き取りに時間を費やすような道筋は、私の羅針盤には現れません。
2026年2月26日の記録
少し理屈っぽくなってしまいました。ここからは具体的な話にします。
このところ、私の羅針盤は「地理の過去問」に強い反応を示しています。昨年から日本史の過去問は数多くこなしてきましたが、地理は少し後回しになりがちでした。頭の片隅で「4月ごろまでには2015年以降の過去問を全て踏破しよう」と緩やかな目標は立てていましたが、完了時期に固執せず、羅針盤の導きを優先してきました。
その結果、2月中に2015年から2017年までの過去問を終えることができました。
そしてこの日取り組んだのは、2018年の地理の問題。全39問です。この時期は現在よりも設問数が多く、30分という制限時間内では、文字通り1問を1分以内で解かなければなりません。文章量も決して少なくなく、精読していてはすぐにタイムアップとなります。
いかに効率よく趣旨を把握し、回答を導き出すか。学習開始からの半年間は四苦八苦しましたが、ある時期から「30分の時間管理ノウハウ」を発見してからは、随分とサクサク回答できるようになりました。この「種明かし」については、また別の機会にお話ししましょう。
11時42分に開始した2018年度の演習は、12時15分に終了しました。33分という結果は、厳密には時間切れですが、設問数が30問程度に調整された近年の傾向に照らせば、回答速度としては問題ない範囲でしょう。

データを冷徹に分析する
39問の結果を詳しく分析してみました。
確信を持って答えたもの:10問(26%)
確信はないが、推論で正解したもの:14問(36%)
確信がなく、間違えたもの:15問(38%)

正解した24問の中には、全く見当がつかないものの、いわゆる「勘」で当たったものが7問(全体の18%)含まれていました。
つまり、即座に確信を持って答えられなかった問題が29件(74%)もあり、そのうち「全く未知の地名や事柄」だったのが16件(41%)にのぼったのです。
正解の半分以上(14問)が推論や勘によるものであるという事実は、ここをいかに「確信」に変えていくかが今後の鍵であることを物語っています。
結果をどう見るか
配点を計算すると、100点満点中58点でした。合格ラインの70点に達するには、あと12点——3点問題に換算して4問分の積み上げが必要です。
ただし、勘で当たった7問分を実力から差し引けば、実際にはあと11問ほど不足ということになります。
試験が行われる8月まで、あと5ヶ月強。この時期に多くの不正解や「未知の領域」が浮き彫りになったことは、私にとって落胆ではなく、むしろ「大きな収穫」です。
課題が明確であれば、それをマスターするための時間はまだ十分にあります。今、たくさん間違えておくこと。そしてそれを修正し、新たな知識として備蓄していくこと。その積み重ねが、私を合格ラインへと着実に近づけてくれるはずです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回からは日記形式で短く近況を投稿しようと思っております。


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