3節:俯瞰型ブロック暗記法

千夜一夜

冒頭の画像はイメージです (image photo by envato elemenets. all rights resrved.)

前節をご覧になっていない方は、こちらを先にご覧ください。

ただ闇雲に、頭から丸暗記するのでは芸がありませんし、何より非効率に思えました。そこで私が考案したのが、歴史と地理を「視覚的」に捉え、右脳で俯瞰しながら情報整理を行う「俯瞰ブロック暗記法」です 。

これは、世に出回っている「ブロック暗記法」や「チャンク法」のように、関連する情報をグループ(ブロック)化して覚える手法を自分なりに進化させたものです 。

視覚で捉える「20の区画」

具体的なやり方はこうです。 まず、A4の白紙を横に置き、横方向に10分割、縦方向に2分割して、計20の区画(ブロック)を作ります 。 横並びの1ブロックを「日本史200年のまとまり」とし、全体で2000年をカバーさせます。縦の2ブロックはそれぞれ100年単位。つまり、向かって左端が西暦0年代の古代、中央が平安時代、そして右端が近代から現代という配置になります

このように図の中に「歴史の場所」を決めることが、記憶の鍵となります。

例えば、

  • 主な史実の俯瞰図
  • 歴代天皇の皇位継承図(紀元前は左端に圧縮して詰め込みます)
  • 歴代内閣総理大臣名(1800年代から右方向に展開)
  • 主な寺社の開山や文学作品の成立年

これらすべてを、同じ区画割りの作法で書き込んでいくのです。こうすることで、明治時代の出来事は必ず図の右端に、古代の出来事は左端に置かれるという「視覚的な位置」が固定されます

日本の歴代天皇を一枚に俯瞰したブロック表
こちらは歴史Bのレベルの主な史実ですが、上の歴代天皇と時代(場所)を同位置に置いている。

溢れ出す情報は「別紙」で深掘りする

もちろん、紙一枚には限界があります。特に事象が爆発的に増える江戸時代以降は、スペースが到底足りません 。 そこで江戸時代なら、1600年から1800年代前半までの大項目だけを俯瞰図に残し、詳細は別紙を用意します 。別紙でも縦軸の年代は元の俯瞰図に合わせ、横軸いっぱいに将軍名、政策、文化、さらには天変地異などをカテゴリー分けして列記していきます

左から、年代、天皇の即位、元号、将軍の即位、主な史実というように右に展開したもの

時代を「位置」で記憶する

この方法の最大の利点は、「時代を位置で記憶できる」という点にあります 。 私の記憶の中では、江戸時代は俯瞰表の右から2つ目のブロックにあり、鎌倉幕府の成立は表の真ん中・下半分という「場所」に紐付いています 。 人名や史実をその時代の視覚的な位置とセットで記憶することで、年代順の把握や事象の結びつきは、驚くほど強固なものになりました 。

「早く憶えられて、何度も反復練習できる」 。 この右脳を使った暗記術こそが、無知に打ちひしがれた私を支える強力な武器となったのです。2025年の9月から11月にかけて、私は歴代天皇だけでなく、日本の歴代内閣総理大臣の全体を暗記することができました。結果として日本史Bの把握につながる歴史観が自分の中ではっきりしてきました。

さて、この「俯瞰ブロック」の考え方は、実は歴史だけでなく、もう一つの難敵である「日本地理」の習得にも驚くべき効果を発揮しました。 次回は、この手法をどのように地理に応用していったのかをお話しします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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